鰻重をスシロー期間限定サービス鰻寿司で調理してみた件

スシロー鰻寿司で鰻重

スシローが2021年2月1日から、期間限定で鰻寿司の販売価格を100円にしています。通常価格は300円なので、ものすごい「お得感」がります。

昨今の状況なので、横浜や下北沢の野田岩に赴くことさえ出来ません。しかしその一方で、天然鰻しま村の青葉台店には絶対行きたくありません。

そして美食とは罪なもので、一回でも野田岩の鰻重を味わってしまうと、なかなか野田岩レトルトパックに手を出す気にもなれません。

そこで今回は、久しぶりに調理したばかりの鰻の蒲焼を期待して、スシローの鰻寿司で鰻重を食べてみることにしました。

(なんか既に冒頭部分で、作戦が論理的に破綻している気がしないでもないですね。ま、「うなぎは正義」なので、気にしないことにしましょう)

[chat face=”mikanmikan-1.png” name=”Mikanお嬢様” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]学校に行っている間に、そんなことやっていたのね。[/chat]

100円サービス

さて2021年1月24日の最終日に大トロを購入したおかげで、気がついたらスシローのポイントが100円分付与されていました。ただでさえ目玉が飛び出すほどの大サービスなのに、さらに100円割引を利用できます。

昨日は家族のために、マクドナルドのテイクアウトを購入しました。もちろん自分は残った味噌汁に、キムチ+白米ご飯の組み合わせです。

おまけに在宅だけれども、会社の仕事をバリバリと片付けています。企業戦士に、束の間の休息はあっても良いでしょう。

と、いう次第で、7時過ぎになるのと待って、持ち帰り予約メニューを確認してみました。をを、本当に100円で鰻寿司が販売されています。

もはや心境は敵空母艦隊を発見した偵察機のパイロットのような感じです。「ワレ、ウナギト遭遇セリ」と報告したいところです。

しかしアセってはいけません。まずは子供を学校へ送り出し、台所を片付けます。自分でも良く分かりませんけど、本能が出来るだけ心証を良くしておくことを勧めるのです。

で、一仕事終わったら仕事場に戻り、さっそく予約を開始します。まだ予約受付の開始時間から30分しか経過していないのに、もう11時30分以降の持ち帰りしかオーダーできません。

しかし最後に横浜で野田岩の鰻重を食べたのは、やはり最後に出社した2020年12月2日のことです。2か月近くもウナギの蒲焼を食べていない訳でして、おまけに期間限定サービスは数日で終了してしまいます。

たとえ敵がどれだけ強大だろうと、ここは全力で立ち向かうしかありません。先ほどの100円サービスも使って、家族の分も含めて10個(五貫)を注文しました。

(たとえ大トロしか買わない外道な真似をしても、きっちと購入した金額だけポイントを付与してくれるスシローには「大感謝!」です)

いざスシロー

さて私は真面目な会社員です。仕事をしていると、あっという間に時間は過ぎ去って行きます。ちょうど腹時計が音を立ててなった頃、11時30分に近い時刻のことでした。

まだ昼休みまで少し時間がありますけど、今日は早めにお昼にさせて頂きましょう。会社とのやり取りは… たぶん大丈夫でしょう。(いちおう、緊急で何かあった時のためにスマホは持参)

仕事場は太陽の陽が差し込まないので、こんなに天気が良いとは分かりませんでした。なんだか自転車を漕ぐ足が調子良く動きませんけれども、ちょうど良い気分転換でしょう。

そして激坂で体力を使い切り、なんとかスシローに到着します。たしかに調子は今一つのようで、今日はゼエゼエと荒い呼吸になっています。

それなのに同じく入口を目指す他者と張り合って、全力で入口までダッシュしてしまいます。ワタシ、いったい何歳でしたっけ?

ともかくいつものように予約番号と氏名を確認し、さらに今回は電話番号の下四桁もチェックしてから鰻寿司を受け取ったのでした。

スシローの期間限定ウナギ寿司

ちなみに帰路は大トロ寿司の期間限定サービスの時と異なり、ゆったりと走りました。なんか足が疲労しているようである上に、今回はウナギ寿司として食べる可能性もありそうだったので。

(ウナギの蒲焼の出来具合だけでなく、さすがに寿司飯(シャリ)で鰻重を作るのは無理がありますので)

なお私の予想を裏切って、今回のスシロー受付は殆ど混んでいませんでした。回転寿司屋とはいえ、やはり大トロの人気は流石だったようです。

私にしても最終日は、大トロ握り寿司ネタ8切れ(税抜き300円x8個 = 2,400円)で十分に満足できました。

https://bike-neko.com/unagi/?p=380/

帰りがけに高級レストランを過ぎ去りましたけど、庶民はスシローの大トロ握り寿司だけで十分に満足できます。記念撮影させて頂きましたけど、おそらくこれからも足を踏み入れることはないでしょう。

うかい亭レストラン

それにスシローの大トロは大手チェーン店の強みを活かして、地中海から空輸して来たネタです。コストパフォーマンスは「素晴らしい」としか言いようがありません。

(いつか機会があったら、ぜひ試してみたいものです)

いざ鰻重

さて今一つな体調を整えるのには、やはり食べ物だと鰻重が最も相応しいでしょう。帰宅するなり、さっそく調理に取り掛かります。

まずはウナギのチェックです。プロは見るだけで判別できますけど、念のために少し齧って確認します。

たしかに近所のスーパーとは異なり、まともなウナギの蒲焼です。ゴムのような感覚はありません。

ウナギ寿司で鰻重

なんだかネズミが齧ったような感じです。ともかく第一次テストはクリアしたので、鰻寿司ではなくて鰻重化することにします。

とはいえ先ほどの画像からお分かりのように、なんかタレはイマイチです。スーパーでもタールのようなタレです。ていねいに何度も重ね塗りするのが面倒で、黄色い鼻水のような粘性のタレを使うのでしょうか。

ともかく有名レシピでは洗うことが勧められていますし、こちらも別なウナギのタレで旧タレを洗い流します。先日の冷凍ウナギのタレが残っていて幸いです。

あとはアルミホイルをしわくちゃにして、オーブンの上に敷きます。そして鰻寿司のネタだけを載せて、タレに加えて日本酒も少し加えます。

そして火災報知器が鳴らないように換気扇を回して、再加熱スタートです。アニメのエヴァンゲリオン並みの正確さで、鰻重を作る作戦は進行していきます。

そしてトイレとか会社からのメールをチェックしているうちに作業完了し、あとは食べるだけとなったのでした。

スシロー鰻寿司で鰻重

ちなみに冒頭画像でも紹介した鰻重が、完成品です。大きなネタのおかげで、なんと六切れで鰻重が出来上がってしまいました!

また見た目も悪くはないです。しま村の青葉台店でイヤミを言われながら食べるのよりは、遥かに良いかと思います。

(クレジットカードが壊れているから作り直せとか、ずいぶんと無責任で根拠のないことを言われました。着物を着た女将に)

まとめ

と、いう次第で、スシローのウナギ寿司から無事に鰻重が出来上がりました。残念ながら連携ミスで家族は試食できませんでしたけど、それで良かったのかもしれません。

実はタレはタレで洗い流しましたけど、皮の側に寿司飯(シャリ)の匂いが付いていました。ウナギの蒲焼の質は落ちてしまうけれども、水かお湯で洗い落とすのが良さそうです。

なお味はそんなに悪くなかったです。少なくともスーパーで食べる鰻重よりは格段に良かったです。スシロー(寿司屋)にしては、職人さんの焼き方も悪くなかったです。

ただし … やっぱり野田岩に慣れてしまうとダメですね。「蒸しが足りない」と言いたくなります。

あと見るからに分厚いウナギであることの宿命として、皮の裏側に脂肪が付いています。スーパーの「ゴム鰻」のようにゴムみたいな脂ではないものの、やっぱり食感が悪くなります。

だからこそ徹底的に蒸して、余分な脂を落とすのが良さそうでした。次に挑戦する時には、蒸し器で十分に蒸すことを試したいです。

それにしても、そこまでやるとなると、今後は野田岩レトルトパックと同じように、ウナギの蒲焼に塗るタレが欲しくなって来ます。これはご飯にかけるタレとは異なるので、私のような素人が作れるものではありません。

その秘伝のタレさえ入手できれば、レトルトパックとかスシロー鰻重で十分に満足出来そうな気がするのですけれどもねえ … さすがに鰻屋にとっては死活問題です。おいそれと入手することは出来ないでしょう。

ともかく満足しきれない点はあるものの、楽しいお昼の一時を過ごすことが出来ました。スシローさんには大感謝であるとしか言い様がありません。

(本当にありがとうございました)

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:よつばせい