書評

「メモの魔力」を子供と一緒になって、奥様の骨折原因に使ってみた件

こんにちは、ヒツジ執事の四葉静です。

今回は前田裕二さんの「メモの魔力」を、子供と一緒になって奥様の骨折原因究明に適用してみました。

唖然とするような事実が判明し、調子に乗ってアニメ文豪ストレイドッグス第三シーズンにも適用してみました。

面白い考察が得られたので、子供と一緒になって取り組んでみた結果を紹介させて頂きたいと思います。

しかしそれにしても「魔力に慢心せず、悪用せず、ずっと正しく使い続けて欲しい」という前田裕二さんの結言は、本当にその通りだなあと感心されられます。恐ろしいまでに効果的でした。

それでは早速、どうして感心しているのかも含めて、紹介させて頂くことにしたいと思います。

テーマ(標題)選定の理由

我が家の奥様は骨折して、ゴールデンウィークの箱根旅行に支障が発生しました。子供は絶望しましたが、ノートで状況を整理することによって、いちおう箱根へ行って宿泊することは出来ると分かって安心しました。

ところで別ブログの記事で紹介したように、我が家のお嬢様はケガと隣り合わせの毎日を過ごしています。そこで今回は母親の骨折を教訓として活かそうとして、「骨折」をテーマに取り上げました。

ちなみに奥様は松葉杖を使わずに歩くことも出来ますが、念のために冒頭画像のような杖を購入しました。「後は野となれ山となれ」、と、いうところでしょうか。

奥様の骨折原因

さて今回は「奥様の骨折原因を確認する」という具体的な作業内容が決まっていました。そこでテーマ(標題)には「骨折」とだけ記述して、テーマ選定には殆ど拘りませんでした。

それからファクト(Situation)確認に関しては、人気TV番組の相棒を真似して、取調室風に実施しました。

それはさておき、時系列で発生したことを確認したことにより、発生した経緯が判明しました。

  1. 家の中を掃除機で掃除する時は、いつも途中でコンセントの接続場所を変更している。
  2. 今回も掃除機を使っている途中で、コンセントの接続位置を変更しようとリビングへ移動した。
  3. 今までもこのタイミングで別件が生じ、掃除機を置いたままにすることが何度かあった。
  4. 骨折した時は、掃除機が廊下の角に隠れて見えない位置に置かれた状態だった。
  5. 別件で掃除機のことを忘れ、良いことがあって嬉しくなって、廊下をスキップで移動していた。
  6. 廊下の角を過ぎた時に、掃除機のホースを踏んでしまった。
  7. よろけて態勢を崩して踏ん張ろうとして、足を変な角度で床にぶつけた。
  8. 骨折した。(最初は捻挫だと思った)

これを聞いた時の、Mikanの表情が想像できますでしょうか。最初は骨折した母親を気の毒に思い、体を気遣って箱根旅行を諦めていました。

しかしその骨折の原因が、「廊下をスキップしていた」です。もちろん日頃から、奥様は「廊下は走らないように!」とMikanお嬢様をご指導なさっています。その母親が、「スキップ」です。

一度は箱根旅行は無理だと諦めたMikanお嬢様が、奥様にスキップ禁止を厳命したことは言うまでもありません。

ちなみにComplicationというか抽象化スペースに、何を書き込むかでも「意見の相違」が生じました。奥様は、「コンセントを差し替えなくても良いところに、掃除機のプラグを接続する必要がある」でした。

一方でMikanお嬢様と私が、「廊下をスキップして、置き忘れた掃除機に衝突した」と主張したことは言うまでもありません。

ただしこれだけでは、奥様が気の毒です。そこで今回はヒツジ執事の私が、若い頃に駅の階段を踏み外して骨折した時の話も紹介しました。そして転用(Question)として、「私がケガをしないようにするにはどうしたら良いか」を入れて貰うことにしました。

当たり前だけれども、「家の中のように狭いところや、階段のように転んだりすると危ないところでは無理をしない」ですね。

文豪ストレイドッグス(黒幕)

上述の「母親の骨折」は大当たりでした。

それに気を良くして、Mikanお嬢様は「文豪ストレイドッグス」というTVアニメ番組のノート分析に取り組みました。

シーズン3第1話/2話で、亡くなったはずのポートマフィア先代ボスが目撃されたという話がありました。今回はMikanお嬢様が、自ら「なぜ先代ボスが出て来たか」と記入しました。

本来的に書き込むべきテーマ(主題)とは若干違うような気もしますが、自ら選んだテーマなのでOKとしました。そして次にやったのが、ファクト(Situation)の記入です。

  1. 現ボスである森さんの失脚。
  2. 森さん派の蘭堂さんと森さんの本当の関係は不明。
  3. 敵対組織である羊(中也は「羊の王」)はポートマフィアと敵対。
  4. ポートマフィアと敵対するGSSは、蘭堂さんに雇われたけども全滅。
  5. 蘭堂さんは中也がアラハバキでないかと疑っていた。
  6. 羊はポートマフィアにとっては、中也以外は大した敵ではなかった。
  7. 先代ボスが金庫室にいた映像を簡単に作れるのは森さん。
  8. 森さんの異能は「人形」
  9. 異能許可証を得るため織田作を犠牲にした森さん。全て仕組んだ。
  10. 先代ボスが目撃された噂は「すりばち街」のみ。

これを見てMikanお嬢様は呆れた声を出し、「いつものように、全て森さんが仕組んだことだったのかぁ」と仰せになりました。GSSは潰れたし、随分と都合の良い展開になったものだと呆れていました。

実際の話ではないので何とでもなりますが、果たしてこの推理が当たっているかどうかは、明日4/26(金)の番組内容で判明することでしょう。

文豪ストレイドッグス(中也)

さて次にやってみたのが、ポートマフィアの敵対組織である羊メンバーがどうなるかという予想です。テーマ(標題)は「ヒツジのメンバー」となりました。

  1. 羊は仲間が囚われたら救出しようとする。
  2. 羊はお酒を盗むが、持ち主が困る(怒る)。
  3. ポートマフィアは縄張りの中の会社を助ける。(時には殺人も代行)
  4. ポートマフィアは人質で脅されても躊躇せずに徹底反撃する。
  5. ポートマフィアは助けた企業や個人からお金を貰って存続する。
  6. ポートマフィアは警備会社のような企業のふりをしている。
  7. ポートマフィアは傘下に沢山の企業を抱えている。
  8. 現ボスの森さんは太宰さんの次くらいに、中也さんがお気に入り
  9. 羊は他人を脅してお金などを巻き上げて存続している。
  10. 羊を嫌っている人は沢山いる。

これを見てMikanお嬢様は、羊とGSSというポートマフィア敵対組織が壊滅し、中也さんは自由になってポートマフィアに入ると予想しました。それから森さんと敵対するポートマフィアメンバーも、これ幸いと粛清されてしまうのだそうです。

これがどこまで当たるかは、明日2019年4月26日(金)の放送で判明することでしょう。

それにしてもポートマフィアが必要悪?として存在することまで理解できるようになったのも、大きな収穫でした。

まとめ(悪用厳禁)

「メモの魔力」を子供と一緒になって、奥様の骨折原因に使ってみましたが、私の予想以上に役立ちました。

またMikanお嬢様に「このメモを保存しておいて10年後に見直してみると面白いかもしれない」と申し上げたところ、大喜びでノートに「No.1」と記入していました。

「メモの魔力」の前田裕二さんは “悪用厳禁” とコメントなさっていましたが、本当にその通りかと思います。

標題、ファクト、抽象化、転用はスパイラルに繰り返して練り上げていくのが良いかと思っていましたが、初心者には一度だけで構わないので、いろいろな物事に使ってみることが役立つのだなあと感心しました。

私としても明日の第3話がどのような結末になるのか、相当興味が出て来ました。さてどうなることやら。

それでは、また。